【R-18】奥様の××な一人遊び

【R-18】奥様の夜のお誘い?

【R-18】旦那様の朝のお誘い!

の続きです。えろっちいのが書きたくなって、全力出して書きましたがえろっちいかどうか……。

 嵐のようだった。

 テマリはため息をつくと、シカマルが脱ぎっぱなしにしていった服を、屈んで、膝と胸の間にそれらをしまっていく。どうせ今から洗濯するし、増える枚数など、たかが知れているから、大きな負担でもない。けれど、上衣、肌着代わりの鎖帷子はいいが、ズボンとセットになってしまったパンツを分けるのは、少々めんどうくさい。
 テマリは、膝の上でズボンからボクサーパンツを引き抜いて、元の通りに別々にしていた時、パンツの前の方に大きなシミが、雄の匂いをたたせながら、作られていることに気づいた。
 ずくん、と下腹部の再燃する。まだ熱を宿している体には、そのささやかな情事の名残にですら強く反応する。まだ、シカマルのモノが入っていた感覚が鮮明に思い出せるそこは強くうねり、何かが入ってくることを期待している。
 けれど、その相手をしてくれるシカマルはもうここにはいない。
 一応、シカマルを見送ろうとはしたのだが、テマリが寝室を出る前に

「いってくる!」

と言葉を残して、玄関の引き戸を叩きつけていってしまった。せめて、見送りできるぐらいには余裕を持って事に及びたかった、とは思っているのだが仕事となるとそうも言っていられないことを、テマリも重々承知していた。
 だから、今、熱いモノを求めてうねっている、繋がっていた部分から股をつたって流れて出ていく液体も仕方がないことなのだ。

「どんだけ出したんだ?アイツ」

 テマリは尻までつたってきた、自分のものではないその液体を不快に思い、集めたシカマルの服を抱いて立ち上がると、ベットの上に投げ捨てられているティッシュ箱から一枚取り出して、丁寧に拭き上げていく。
 今日は午前中のうちに衣服だけではなく、リネンや布団も洗わないといけないのだ。さっさと家事に戻らないといけない。
 下着をつけるために、いまだ露わになっているその部分も拭ってしまおうと触れさせると、テマリが思っていたよりも、まだそこは湿潤としていた。

「んっ」

 ティッシュ越しと言えど、まだ固さを保ったままの淫芽に触れると、割れ目からの潤いがさらに増す。

 足りない。

 それも、承知していたはずのことだ。なのに、体の芯が熱を取り戻していく。テマリは手に持っていたティッシュを持ち上げて確認すると、てらてらと光る蜜の中に、白濁とした液体が混ざっていることに気付いた。そして、粘り気から今なお。その蜜が出ているものだということも。

 こればっかりは、仕方ないことだ。 

 自分に強く言い聞かせて、ティッシュを握りつぶすとゴミ箱に向かって放り投げて、恐る恐る、自分の指を、さっきまでシカマルのモノが入っていた場所へと伸ばす。指で割れ目をなぞると、秘所を覆う薄い毛をどんどん濡らしていき、まだ受け入れられることを教えてくる。溢れ出てくる蜜をテマリは指に絡め取りながら、ぎゅうと腕の中のシカマルの衣服を抱きしめた。

 これは初めての経験ではない。何度かシたことがある行為だった。シカマルがなかなか帰れない時、今回のように途中で終わってしまった時。そういった時にやってくる自分の中で蠢く欲を吐き出すために、シカマルが触れてくるように、自分で自分を慰めていた。

 テマリは、たっぷりと指に漏れ出している蜜をつけると、熱さでじんじんと主張している淫芽に触れる。すると、思わずベットに倒れ込んでしまうほどの電流が背を走った。上半身をそのままベットに預け、指でゆっくりと丹念に芽を擦っていく。

「ん……ふっ……」

 割れ目から出てくる蜜を、シカマルがやるように、わざとくちゅくちゅと音をたてながら淫芽に割れ目から溢れ出てくる蜜を塗りたくっていくと、鼓動が徐々に音を大きくしていく。そして、ドクンと弾けるような感覚がすると一緒に、テマリは軽く達していた。

「はぁっ……はぁっ……」

 肩で息をしながら、ぼやけた頭で耳元まで響くほど大きく音をたてる鼓動を聞く。テマリは下敷きにしてしまったシカマルの服に顔をうずめると、現役時代に鍛え上げたその鼻先が、やわらかい洗剤の香りに混ざる、微かな焦げたろうそくのような匂いを嗅ぎ当てた。
 朝に着替えてから、それほど時間がたっていないにも関わらず、服に染み付いていたシカマルの体臭に縋りつきたくなるほど、一人で達した後に必ず嗅ぎたくなる匂いだった。
 けれど、洗剤の匂いがどうしても勝ってしまい、匂いを堪能することができない。

 テマリはベットに腕をついて起き上がると、目の前に並んでいる二つの大きな枕を見つめた。
 羽毛が詰まっているその枕は、睡眠にこだわりを持つシカマルが自ら選んだ一品だ。確かに、ふかふかだが多少の固さも持ち合わせており、頭をきっちりと支えてくれる。寝るには最適な枕だった。
 一つは自分のもの、そしてもう一つは……。
 自分のものではない枕の元まで、テマリは這っていくとその前に座り込む。いけないことをしているような気持ちで枕を持ち上げると、思い切り抱きしめた。腕に強く力を入れてやると、枕の中からぶわっと空気が漏れ出し、強く、焦げた匂いが立ち上がる。テマリはその枕に顔をうずめると、染み付いてたその匂いを胸いっぱいに吸い込んだ 。

 若い頃のシカマルは、こんな匂いはしなかった。忍という職業柄、無臭かもしくは薄っすらと洗剤の匂いがするだけで、体臭はほとんど無いに等しかった。しかし、年齢を重ねるたびに独特な匂いが強くなってきた。相談役に就任してからは、ことさら。それが、香水やボディクリームのように毎日嗅ぎたいものかと言われれば、そうではないのだが、たまにこうやって、ひどく恋しくなる。

 テマリは、ぎゅうと枕を抱きしめながら、指をもう一度割れ目へと這わせると、恥肉ををかき分けてためらいもなく、ぐずぐずになった濡れ穴へと指を差し込んだ。

「ハッ……あっ……ん♡」

 枕に吐息で漏らしながら、ぬるぬるとする肉壁を押すと、快感となってテマリの体を震わせる。シカマルに教え込まれた自分のイイトコロを、テマリはぐにぐにと強弱をつけながら刺激していく。体を震わせながら、徐々に強くなっていく快感を逃し続けるが、もう少しで……というところで、テマリは手を止めた。
 このまま一人で頂にのぼることが惜しくなった。いくらシカマルの匂いを嗅いだところで、結局シカマルはここにはいないのだ。この行為を誰にも……特にシカマルには知るところにしたいとは思わないが、一人というのも少し、寂しいものがあった。それは、いつもシカマルがいない時にやってくるこの欲にせいだ、とテマリは考えている。
 テマリはひくつき、まだ蠢めくその中から指を抜いて、袂を緩めると、迷いなく豊満な乳房をさらけ出す。そして、いつもシカマルにしてやっているようにその枕を谷間へと押し込むと、自ら両房を鷲掴みにした。
 最初は枕を、まるで子どもをあやすかのように優しく、乳房でカバーを撫でてやる。ぎゅうとテマリは目をつむって、それから、強く挟んだり、緩めたりを繰り返せば、ぱふぱふとされるたびに漏れ出した匂いが鼻をつく。人間の頭部にはない柔らかさをのぞけば、シカマルがそこにいるかのように感じさせるのには十分であった。
 テマリは、手のひら越しにでもわかるほど立ち上がっている小さな膨らみをつまむと、

「ああっ、ぅん♡」

 胸を中心に、ぴりりと電流を体の表面に走らせる。くりくりと弄り、乳房も大きく撫で回す手つきは、シカマルがやっていることと同じだ。
 しかし、シカマルが知らない自分への快楽の与え方を、テマリは身を以て知っていた。
 もしも、これをシカマルが気づいてしまったら。
 無骨な手を想像して、テマリはごくりと白い喉を鳴らすと、乳房の先の薄紅の突起を一気に中へと押し込み、短く整えている爪先で先端をカリッと引っかいた。爪先でほじるように乳房の中で乱雑に扱いてやると、爪が当たるたびにテマリの全身を快感が蛇のように這い、離れない。胸に挟んでいた枕のことを忘れて腰を揺らすたびに、着物の裏地を、秘所が濡らしていく。

「んッ!あッ♡あッ♡あぁ!あン!んぅう〜〜!!♡♡♡んッ!ぅッ!ん!!♡♡♡あー……」

 ぷつん、と波が途切れると、じわりと達成感が広がった。下の方を触ったときのような強い衝撃ではないが、枕の匂いで上がった熱を昂らせきるには十分だった。

「……シカマルのせいだ」

 誰かがいるわけでもないのにテマリは、胸でこれほどまでに感じるようになったのは、やたらと乳房に執着する、夫のせいだと言い訳をする。それは元々の気質のものである、という事実から目を反らすために。
 自然と手がまた乳房を捉えて、撫で回して、次の快感を求め始める。

 こんなにやったのに、まだ、足りない?

 気を紛らわせるために、すっかりベッドの上に落ちてしまった枕をもう一度抱き上げて匂いを嗅ぐが、逆効果で、下腹部の熱がくすぶられ、中が満たされていないことに腰の揺れが止まらなくなる。裏地はもう、べったりと秘所に張り付いており、気持ち悪さを感じるほどに。
 テマリは枕に、顔を押し当てて息をゆっくりと何度も吐いたり吸ったりして落ち着こうとしてるうちに、ふと思いついた。

 これの上に乗ったらどうなるんだ?

 熱い頭は冷静な判断を待たない。すぐに、枕を置いて膝立ちになると、足で挟みこみ、張り付いている着物を剥がすと、つうと太ももの皮膚を、割れ目から溢れた蜜がなぞっていく。

 ちょっとだけ、ちょっとだけだから。

 テマリは、ゆっくりと枕へ腰を沈めると、枕もテマリを受け入れる。完全にのしかかった時に気づいたのは、下から与えられる圧迫感が、シカマルの上に乗った時と似ていることだった。
 こんな時は……、と教えられた通りに、外で一番感じやすい淫芽を枕カバーの生地にこすりつけながら腰を動かすと、シカマルの下腹部の肌で擦っている時と同じ、緩やかな刺激が加わる。

「はァ……んッ……!あァ……♡あッ……♡ッ…!」

 自分の下で、視線で全身を舐めてくる、シカマルの目を思い出しながら、ゆすり続けるが、あるはずの熱量をもったモノがないことに物足りなさを感じるんじる。

 だめだ。ぜんぜん、足りない。

 しばらく、腰を回し、良い位置を探そうとしたが、どうもしっくりこず、テマリは観念して腰を浮かせると、濡れ穴に一気に二本の指を飲み込ませた。

「んんッ〜〜〜〜!!」

 ぽっかりとだらしなく空いていた穴を埋めるには細すぎたが、それでも挿入した瞬間、細くとも中にものがある充足感から肉壁が逃がさないとばかりに、きゅっとヒダの一本一本も懸命に使って絡みついた。自分の体のはずなのに、そこは確かに自分の知らない意思を持っていて。

 もっと、ふかいところにほしい。

 こんなものではない。奥をコツコツと叩かれた時に、走るあの快感ががほしい。けれど、指ではどうしても届かない。
 テマリは諦めて、ぐっちゃっぐっちゃっとに搔きまわしながら、肉壁イイトコを刺激していく。抜き差しするたびに、自分の手に蜜が流れ出し、びしょぬれになるのも気にせずに。

「んッ♡んッ♡んッ♡」

 欲しいところではないが、下腹部に溜まっていた熱を煽るのには十分だった。
 処理できないほど湧いてくる快感を逃がすために一生懸命、体をくねらせるが、テマリの体を貫いていく。シカマルがシてくれる以上に、激しく混ぜていくと排尿感が少しずつテマリを襲い始めた。

 これは、まずい。

 シカマルの前でも、数えるほどしかその現象は引き起こしていない。どうすれば、逃げられるのかなんて、テマリは知らない。
 前のめりになって、その感覚から逃げようとするが、テマリの手は止まらない上、つんと鼻に入ってきた、焦げた匂いがまるでそこにシカマルがいるかのような錯覚を起こす。

「シカ……あッ♡シカマル♡もっと!もっと、おくがい、……アッ♡♡♡」

 いない人の名前を呼びながら、テマリは腰をに動かして指を抽送すると触れたい奥の方へと指を伸ばす。太くて熱いものではない、自分の細いものではなかなか良いトコロに触れることができないが、下りてきてくれたおかげでなんとか指先を届かせる。

「そこ、そこ好き♡いっぱい、さわって♡あッ!シカマル♡もっと、もっと♡♡♡」

 じゅぶっじゅぶっと水音を荒々しくたたせながら、自分でも腰を動かす。本人の前では恥ずかしさから、こんなに乱れるなんてことを一切しない。けれど、今は自分しかいないのだ。何度もシカマルの名前を呼び、空想の彼におねだりをする。
 指先で肉壁を押し返したり、擦っているうちに快感は、テマリの中でいとも簡単に割れる直前の風船のように膨らみきる。

「イく、イっ!!!ッ……!!!!!!」

 言いつけ通り、達する前にテマリはきちんと宣言すると、全身を硬直させた。蠢めいていた壺の中身は、ぎゅうときつく指を締め付ける。同時に、破られた快楽が液体となって勢いよく吹き出して、シカマルの枕を濡らした。

「んッ……ふ……ぅん……は……ッ」

 だらりと全身を弛緩させて、ゆっくりと息を吸って吐くと、やっと満たされたような気がした。
 だるさを感じながら、しまい込んでいた指を内側から抜くと、汁がべっとりとまとわりついているのが見なくてもわかる。
 どうせ洗うのだから、とテマリは着物の濡れていない裏地でねばねばとした液体をふき取ると、体を起こして、乗っている枕からやっと降りた。
 テマリがいた場所にはシカマルのパンツとは比べ物にならないほど大きなシミが枕についている。
 最初のうちは、それをぽーっと見ていたのだが、頭が回り始めてくるようになると、自分の恥ずかしい行為の象徴でもあるそのシミが、だんだんと恥ずかしくなってきて、テマリは思わず枕を裏返しにした。
 そして、先ほど集めたシカマルの服と、シカマルが出してくれた自分の新しい衣服を持つと、ゆっくりとベットから降りる。

 今、何時だ?全部、乾くといいが。

 テマリは、朝の天気予報をぼんやりと思い出しつつ、洗濯物の順番を頭の中で決めると、やっと寝室から踏み出した。

*****

 テマリは、シカダイを寝かしつけた後、居間でまだ畳めていない、まだ日中の暖かさが残っている洗濯物の山を崩していた。
 掛け布団を洗った。枕も洗った。念には念をこめて、マットレスも干した。
 気づかれないとは思うが、と思いながら最後に残っていたリネンをたたんでいると、静まり返っていた玄関が突然、ガタガタと物音を立てる。その正体が何か、なんてとっくにわかりきっているテマリは、畳み終わったリネンを積み、その上に枕ものせると、玄関へ音の発生源を迎えに行く。

「帰ったぞ」

 大黒柱であるシカマルの、帰宅だ。
 多少、疲れは見えるものの特に悪いこともなかったようで、仏頂面ではあるが、眉間に皺はない。
 ほっと安心してテマリは、座り込んでゴソゴソと足元でサンダルを脱いでいるシカマルの背に

「おかえり。早かったな」
 
 声をかけて、シカマルが脱ぐであろう上着をあずかろうとしたのだが、立ち上がったシカマルは上着に手をかけることもないまま、テマリの腰に腕を巻きつけて、抱きよせる。

「朝は、悪かったな。とりあえず、アンタでもいいか?」

 低い声でテマリの耳元で囁くと、背骨をなぞり、脇腹を経て、湯上りの胸元へ手を這わせる。しかし、テマリはシカマルの胸元を押して距離をあけると

「残念だったな。まだ家事が残ってる。食器の後片付けも、風呂掃除も」

 だから、さっさとメシと風呂を済ませろ、と台所の方へと指をさす。

「……怒ってんのか?」

 まだ、少しばかり気にしているのか、シカマルは恐る恐る尋ねてるが、一方で逃さないようにテマリの腰をぐっとと掴む。

「怒ってないよ。家事が済んだら、いいよって言ってるんだ」

 テマリはシカマルの腕の拘束からするりと逃げると、今に入って積んだばかりの洗濯物の山を持って、二階への階段を上がろうとする。

「今日は洗濯物が多くねーかァ?」

 テマリの持っている大きな山を見て首をかしげるシカマルに、テマリは

「天気が良かったからな」

 真っ赤な顔を洗ったばかりの顔に突っ込んで、なんでもないように返事をした。

 とんでもない一人遊びをしていただなんて、この男に知られたら、何をされるかわかったものじゃない!

「ほら、さっさとしろ!準備しとくから!」
「? おっ、おう」

 いいよ、と言ったくせになぜか怒っている妻の言動に、理解できないシカマルは、頭をひねるが答えなど見つからない。考えるよりも、後で行為の最中に蕩けたテマリに、聞いてしまった方が早い。
 言われた通り、メシと風呂を済ませるため、温かい夕飯が待っている台所へと足を進めながら

 今晩はどうすっかなァ。

 今夜のテマリの攻略法を簡単に百通りは思い浮かべた。

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