【母ちゃんの誕生日 おまけ3】Happy Birthday Presents
『土の国の最新クレイパックセットだ ありがたく受け取れ!アタイの誕プレ、今年もあの化粧筆で頼む 去年貰ったやつ、そろそろ毛先がダメになってきた! 黒ツチ』 『今年も無事に誕生日を迎えられたようでなによりです。メイ様が「女…
『土の国の最新クレイパックセットだ ありがたく受け取れ!アタイの誕プレ、今年もあの化粧筆で頼む 去年貰ったやつ、そろそろ毛先がダメになってきた! 黒ツチ』 『今年も無事に誕生日を迎えられたようでなによりです。メイ様が「女…
簡単な撤収作業を終わらせたシカマルが帰宅できたのは、夜遅くなってからだった。 疲れた体を引きずって、玄関の引き戸を開けると居間に明かりがまだついており、妻と義弟たちの楽しそうな声が聞こえてきた。「あのシカマルがなぁ」 …
ドンと地面を揺らすような音がして、パラパラと火花が散っていく音がする。さぞかし美しく咲き始めた夜空の花よりも、シカマルはそれを眺めているテマリの横顔を眺めていた。 こんなつもりじゃなかったんだけどなァ。 そう心の中…
空がすっかりいつもの夜空に戻ったところで、ナルトが解散を告げる。 各々家族ごとに集まって散っていく中、シカダイもテマリの元へ行くと、テマリは空っぽになった重箱を風呂敷に包み直しているところだった。 テマリが机から持ち上…
家を出る間際に、テマリが台所から抱えてきたのは特大の風呂敷だった。それを見て、シカマルは「いーよ。オレが持つ」 と言って、自分で持って行こうとするテマリから、重箱を軽々と取り上げてしまう。「荷物の運搬は、男の仕事だ」 …
我愛羅とカンクロウが、木の葉の忍びたちに恭しく火影邸の中に誘い込まれていく後ろ姿を、シカダイはテマリと見守った。我愛羅と木の葉の忍が話していることに、シカダイは何の違和感も感じなかったのだが、カンクロウの表情が先ほどテ…
次に、シカダイが目を覚ましたのは昼頃だった。「いい加減にしな!」 部屋の前で仁王立ちしているであろうテマリの怒声で、目を開く。 テマリに、部屋に入ってほしくないことを告げたその日から、テマリはこうやって起こすようになっ…
シカダイがやまなか花から帰ってきても、家の中にはまだ人気が少しもしなかった。出てきた時とかわりなく、誰もいない。 不思議に思い、テマリがいるであろう台所や洗面所をシカダイは覗いたが、そこには誰もいなかった。卓上に置き…
「奈良シカダイと言えば、寝坊」と幼なじみのいのじんに言われるほど、シカダイは寝坊ばかりしている。 アカデミーがあっても、通学路の途中で寝る場所に最適そうな場所を見つけるとそこで二度寝をし始めてしまったり、授業はちゃん…
7月某日。 熱風吹き込む砂隠れの里に、木の葉からの招待状を届けたのは一羽の鷹だった。 その招待状を心待ちにしていたカンクロウは、風影邸の屋上でその鷹が視界に入ると、自分の腕を空中に差し出す。鷹が爪を出し、羽をバタバ…