性癖を隠すことに耐えかねて、ついに「家具ペット」なる小説を書いてしまいました。
その小説について、設定や考えていたエンディングなどのこぼれ話をしたので、まとめのポストです。
※伏せ字と遠慮なしなので、キツイ方にはキツイ表現(死ネタ、暴行など)が多く含まれています。
テマリさんの過程とか、前提とか
・テマリさんは元々シカマルと同じく人間。会社の同僚に嵌められて、家具ペットとして売られることになりました。
・中イキできるまで、大人のおもちゃで相当調教してされています。
・本文では「シカマルが揉む、胸と尻ばかり…」ってふわっとした表現にしましたけど、実は自分好みのサイズになるまで育乳と育尻に励んだだけです。後は腹回りができたらシカマル的にはモーマンタイ!って感じです
・テマリちゃんは、今まで行ったお家でマッハで襲われそうになったり、叩かれたりして相当嫌になってました。でもシカマルが猫を飼っていた経験からちょっとずつ距離を詰めていったら、わりとコロッと落ちました
・家具ペットのテマリさんに幼児退行の気が見えるかもしれませんが、実際にちょっと入ってるつもりで書いてます。ストレスですかね
ゆるふわな感じの会話
テマ「シカマル! カバー付け替えて!」
シカ「今日はどれにするんだよ」
テマ「ピンクの! 違う、そっちじゃない! ふわふわのやつ!」
シカ「ふわふわつったって…」
テマ「あぁ、そこから二つ右に進んで、下に三ついったやつ!」
シカ「最初からそう言えよ…」
本編は、シカマルが「ペット」として接していましたね。
話の都合上からそっちを選択したのです、家具ルートも考えていました。
@*** 本当は、マジで家具扱いされてるテマリさんがシカマルにわざと背中に上にどん兵衛ぶちまけられて大やけどしたり、背中を灰皿代わりにされて吸い殻を○○○に挿れられるとか書こうとしたんですけど、自粛しました。
二人がたどり着くであろうエンディングも4つほど考えました。
1)神経と接続できる人工の手足が開発されて、元に戻ったテマリちゃん!シカマルとハッスルハッスルしてる最中に「ずっとこうしたかった」などとのたまいつつ、シカマルの顔を引き寄せてブチューしたりするんだけど、事後にポロポロ泣き出しちゃう!
「どうしたんだ?」とシカマルが聞くと、「私、もう(子宮が)ないから、シカマルの赤ちゃん、産めない」と泣く。
でもシカマルが「アンタがいたら、それでいいよ」と励まして、二人でその後も励まし合いながら生きていく
(シカダイくんどこー?エンド)
2)合コンに合コンを重ねたシカマルがついに彼女をゲット!家に家具ペットがいるのはまずい、ということで友達のキバに譲るがキバが「全然なつかねーの!マジでこいつ、家具ペットか?!」と抗議。そして、手元に帰ってくるテマリさん。「もう離さないで」と涙ながらに訴えられますが、「いつでも返品可能」ということでお店に返品。最後に「おまえなんか大っ嫌いだ!」と言われてちょっと心がちくっとするシカマル。そのままテマリさんは行方知れず。シカマルは彼女と結婚してハッピーハッピー!
(バッドエンド)
3)合コンで知り合った彼女と結婚することにしたシカマル。
世間に広がっていたということで彼女にテマリさんも受け入れてもらえて、ハッピーハッピーな感じに。
彼女との間に息子も産まれて、SO HAPPY!
そして時は流れて十数年後、
テマリさん「筆おろし、してあげようか?」
ということで、シカマルに処女を奪われたホールで今度はシカマルの息子の道程を奪うという…
あれ、これハッピーエンド?
4つ目はめちゃくちゃ長い上に、話として重たいです(デッドエンディング)
4)シカマルがテマリに恋愛感情を抱いたことは、あの世界では後々に社会問題になっているぐらいよくあることで、テレビやニュースなんかで連日取り上げられています。
家具ペットの存在価値は、いろいろなところで議論され、倫理観からアウトに。
所持している場合、犯罪になるおそれも出て来ました。
それを受けて、心中する若者が増加しているともメディアで流れ始めました。
そんな時にテマリが「私を、返品したら良いんじゃないか?」とシカマルに提案します。
「私がいるとお前は捕まってしまうかもしれないんだろう?だったら、早く私を返してくれないか」
店員とシカマルの会話を聞いていたテマリは、好きな人の幸せを心から願っていました。なので自分がどうなってもいいので身を引くことで、シカマルをこの状況から救おうとしますが、シカマルは首を縦に振りません。
「アンタを買ったのはオレだ。アンタにとやかく言われる筋合いはねー」
そんなある日、突然、シカマルがテマリに服を買ってくれました。綺麗な髪飾りも、それに似合うカバーも。
今までどれだけ言っても買ってくれなかったのにとテマリは不審に思います。
「どうしたんだ?」
「出かけようかと思って」
シカマルに着せられて、この家に来て初めて、病院以外の理由でお出かけに。
外に出ればもちろん世間からは白い目が向けられます。
「別に気にしなくていーぞ」
シカマルはそう言いますが、テマリは自分のせいではないかと責め立てます。
「帰ろう」
「どこに?」
「あの、家に。私はもう、どこにもいちゃいけないんだ」
元々住んでいた家にも、苦労して入った会社にも、テマリの居場所はありませんでした。
しかしシカマルのペットとして可愛がられている間は、幸せでした。
それを選べるなら、それがいいとテマリさんは最後の最後に本心を吐露します。
その本心に、シカマルは答えます。
「だったら、最後まで一緒に居たらいいじゃねーか」
4.1)二人でデッドエンディング
それはカバーを探しているときのような、楽しさでした。
「海なんかどーだ?」
「久しぶりに森に行きたい」
二人で死ねる場所を選ぶのは、これほど楽しいことだとは思っていませんでした。
「森……森なぁ」
「どうせ海なんだろ?お前はいつもそうだ」
「いや、森でいいぜ。いいとこ知ってる」
初めてが二つも。
なんとシカマルがテマリの言った方を選んでくれました。
「森ってどこの森なんだ?」
「オレの田舎。最近、帰省してなかったからちょうどいいな」
シカマルは膝を打って、答えます。
家を出たその足で、シカマルが大学を卒業するまで住んでいた場所に着きます。
田舎と言っていたわりには、建物が多く、住みやすそうな場所です。
「ここらへん、コンビニがねーんだよ」
とは元地元民の言葉です。
「私、森なんて言ってしまったけどどうするんだ?」
「オレに考えがある」
ホームセンターに行き、ロープを買う二人。選んだのは、木からぶら下がることでした。
作った輪っかにシカマルが言います。
「こんなので悪ぃな」
「十分だよ」
輪っかの交換はまるで結婚式のよう。
それは二人にとって最後の、幸せな記憶でした。
4.2)テマリだけがデッドエンディング
シカマルからすれば、手塩にかけた分、テマリに愛着があることは確かでした。しかし、どうしても物としか見ることができません。テマリは人間ではない。
それがシカマルの下した結論です。
悩んだ挙句、シカマルはテマリの首に手をかけることにしました。
「そうだと思った。お前の手で死ねるのなら本望だ」
シカマルがぐっと首を締めると、テマリはシカマルの手にかかって生き絶えてしまいます。
明日は、家具ペットを所持している人間が捕まってしまう法律が施行される日。
そのギリギリまで生かしてくれていたことを、テマリはわかっていました。
だから、シカマルの泣き顔を見ながら、逝けることはとっても幸福なことなのでした。