よくわからないお話だと思うので、追記として、いくつか上がりそうな疑問点にお答えしておこうと思い、ポストすることにしました。
以下、主に終盤のネタバレありで色々補足。後半になるにつれて、どうでもいいことに触れています。
Q.シカクさんの木箱の中身をなぜヨシノさんからの手紙にしたのか?
A.シカクさんがヨシノさんに見られたらやばいと思っているもの+シカマルが知っていても問題ないもの
を合わせて考えた結果です。私個人としては、シカクさんが水着のオネエチャンの写真を持ってても良いなぁとは思ったのですが、息子が知ってるとなると父の威厳としてどうなんだと思ったので、爽やかな方にシフトチェンジさせました。
似たもの夫婦ってことでヨシノさんの隠し撮りでもよかったのですが、本文を書き終えてこれを書いてる時に思いついたので、採用されませんでした。
原作でもふわっとしている部分なので、ふわっとそういう解釈もアリだなと思っていただけたら良いなと思います。
Q.なんでヨシノさん、昔話をしに来たの?
シーンとして流れを考えてカットしてしまったのですが、テマリとヨシノさんの間に以下みたいなやり取りがありました。
「テマリちゃん! 傘を貰いに来たわよ」
「おかあさん、すみません。わざわざ来ていただいて」
「仕方ないわよ。家で待つのが私達がしないといけないことだもの」
「傘のついでに……となったら失礼なんですが、アルバムってどうやってまとめたらいいんでしょう?今度、砂から弟がくるので帰りにシカダイの写真を持たせてやりたいんですが、あまり写真をまとめることがなくってわからないんです。アレもコレもかわいくて」
「わかるわ~! 私もすっごく迷ったもの。お父さんは別に適当でいいんだけど、息子のベストショットって選ぶの難しいのよね!参考になるかどうかわからないけど、ウチにあるやつ何冊か持ってきましょうか?」
「いいんですか?往復させてしまっても申し訳ないですし、後日伺いますが」
「やることがあるって言ったって、一人で待つのも嫌じゃない。じゃあ、私一回とってくるわね」
「お願いします」
Q.結局『神様の住むトコ』って?
A.最後のシカダイの栗→甘栗のシーンで匂わせたかったのですが、対価になるものがある場合に、その代わりに何かが起きる場所として設定しました。
シカダイの場合、栗を拾っていたのと「それを母ちゃんに食べさせたい」と思ったことから甘栗になったのですが、シカクさんが水鏡に写ったのは、ヨシノさんが今まで声かけをしていた分の積立があったのと、シカマル自身が森に入った時に「オヤジがいてくれたらなァ」と願ったから起きたことです。(ゆるふわ設定なので、あまり真剣に考えないでいただけるとうれしいです)
Q.シカマルはいつ手紙をヨシノさんに渡すのか?
お好きたタイミングでどうぞ!
ただ私はヨシノさんが亡くなった時かな、と思います。
あの世でも、これをネタに出会った瞬間から尻に敷かれてほしいなって思ったので。
Q.シカクさんがあの世で孫バカを爆発させているか
ご想像におまかせします!
私は以下のようなやりとりがあったんじゃないかなぁと思いました。
「いのいち~! 聞いてくれ! ついにシカダイに会ったぞ!」
「よかったなぁ、シカク。お前『どこからか聞こえるヨシノがついに孫が産まれたっていうんだけど、本当だろうか』ってずっと言ってたもんな」
「ヨシノの声も本物だったし、孫はすごい可愛かった! 初孫ってのはあんなに可愛いもんなのかねェ」
「かわいさにウチのいのに勝てるやつなんてそうそういないと思うぞ?」
「ウチのシカダイも負けてませんけど?!」
以下、大喧嘩