奥様と旦那様 シリーズのシカテマが、深夜にネットで話題のたわわチャレンジに挑戦するっていうだけです。
チャレンジの特性上、文明の一つとしてスマートフォンが出てくるので、受け入れられない方はご遠慮ください。
「ただいま」
シカマルが家族を起こさぬように小声で帰宅を告げると、台所からテレビの音声が聞こえてきた。
時刻はもうすでに日付が変わっているというのに、夫の帰宅を心待ちにしている妻がまだ起きているのだろう。
テマリは、シカマルの帰りを起きて待っていてくれる。どれだけ遅くなっても、だ。それは結婚してから、ずっと続けていることだった。
家に帰ってきた時、誰かがいる温かさをじんわりと全身で噛みしめつつ、シカマルはひんやりとしている廊下を歩いていく。
そして、今日のテマリ渾身の夜食は何だろうか、と期待をしながら、廊下との境界線にある暖簾を持ち上げて中に入ると、
「! おっ……おかえり」
そこには、おっぱいの上にスマートフォンを乗せた、テマリがいた。