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 すうと手を伸ばし、大腿部を撫で付けるとテマリは一層高い声を出す。そしてぎゅうとシカマルの頭を抱きしめて、自らの胸をシカマルの顔を押し付ける。重量のあるそれはシカマルの息が詰まるほどだったが、それでも好奇心の方が勝った。
 大腿部の手をゆっくりと上へと這わせ、ワンピースの中に差し込み、あと少しでシカマルの知らぬ秘所に触れようとしたその時
「ダメだ。ヒヨっこのお前にはまだ早い」
 テマリの手がシカマルを静止させていた。
「何があるんだよ」
「秘密だ。……とにかく、お前は私の肚の中に出す気がないんだろう? だったら、触る権利もないということだ」
 テマリは冷たく言い放つとシカマルの手を払い、シカマルの膨らんだ場所につうと爪先で撫でる。
「お仕置きに今日は何回出してもらおうか」
「勘弁してくれよ。何があるのか教えてもらうのが先だ」
「お前が童貞くんを捨てさせる気になったら教えてやる」

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