※アニボル58話ネタバレ注意
「バカ」
私の口は言いたいこととは、全く別のこと言う。でも勝手に動くのだから、仕方ないでしょ。
「バカ、バカ」
何回言っても、シカダイは何も言い返してこない。私が悪いってわかってるけど、この口には留め金なんてついていない。
「バカ、バカ、ゲームバカ、将棋バカ、寝てばっかりだからバカになるんじゃない」
全然かわいくない。こんな私なんて嫌われて当然みたいなものに、シカダイは一つも顔色を変えない。それどころか、私がもう「バカ」と言わなくなると
「一個、抜けてる」
それだけ付け足す。
「はぁ?」
何が抜けてるって言うの?
(お題:確かに恋だった様 http://have-a.chew.jp/)